ヨーロッパバックパッカー記
ヨーロッパをバックパッカーで周った旅行記をはてなブログで書き綴ってましたが、この度書籍化してみました。書籍化の方法は過去記事をご覧ください。 kaigoeigo.hatenablog.com そしてついに!書籍化された旅行記が自宅に届きました!実際に実物を見た感想…
はてなブログ書籍化への手順 ①mybooks.jpへ無料会員登録 ②ブログ内容をmybook.jpへ転送する ③本の詳細を決める ⑴カテゴリー分けの漏れをチェック ⑵適切なフォントサイズ、製本サイズ ⑶字体は「自動」が一番良い ⑷[ :contents ]などは記事から消しておく ⑸見…
パリで最後の時間を潰す パリに帰ってきてからは、とにかくお金がないので朝は白い門の卵かけご飯、昼は屋台のケバブ、夜はパスタ自炊を繰り返した。 スーパーで売っているビールが信じられないくらい安いので、夜はいつも食堂でそれを飲んでいた。 日中はい…
物乞いについて ヨーロッパにはどこの国にも物乞いがいる。 投げ銭入れを前にぼーっと座っている人もいれば、おでこを地面に擦り付けて投げ銭を乞い続ける人もいる。 この旅を始めた頃には、物乞いのしつこい要求に戸惑うことも多かったのだが、自分の中で物…
ただいまパリ ユーレイルパスの有効期限が切れたので、バスでパリへ行くことにした。 ブリュッセルからパリの中心街までは、バスで30ユーロ…。 初めてユーレイルパスの有り難さを実感した。 バスに揺られること4〜5時間。 遂にパリに戻ってきた。 バスの終着…
ブリュッセルで楽しみにしていたものが3つあった。 1.ベルギーワッフル ブリュッセルの街の中には、いたるところにワッフル屋さんがあった。 私はベルギーに実際に行くまで、ベルギーワッフルとは、ブルガリアヨーグルトのように日本の企業のマーケティング…
最先端のドイツ鉄道に乗ってベルギーへ ケルンからブリュッセルは、最後のユーレイルパスを使って鉄道で移動。 ドイツは鉄道文化が発達していると聞いただけあって、今まで乗ったどの列車よりもカッコよくて、何より清潔感があった。 座席の背もたれも頭の上…
ユースホステルは自炊に限る 宿は幸いにも駅のすぐ側のユースホステルが見つかった。 キッチンで火も自由に使っていいところだった。 私のバックパックにはいつもパスタ麺500g程と、トマトのパスタソース瓶を入れており、火を使えるホステルに当たると、飽き…
英検準1級大問3の概要 英検準1級リーディングの大問3は、長文の内容一致選択問題です。 問題例 選択肢例 長文は全部で3つ。 それぞれの長文の長さは300字、400字、500字程度のものが出題されます。 問題は前半の2つの長文が3問、最後の長文のみ4問、合計…
3ユーロで寝台列車に乗車 ウィーンからケルンへ向かう際に、またしても夜行列車を使うべきかどうか悩んだ。 ユーレイルパスを使っているのに、夜行列車の寝台料金へ30ユーロ程度をかけるのが勿体無いからだ。 ウィーンの駅に行き、列車予約の案内を見てみる…
ユーレイルパスの期限が近づく ウィーンの次はどこに行こうかなと考えていると、ある事に気がついた。 22日間有効のユーレイルパスの期限が残り3日間に迫っていたのである。 期限を迎えた後は、長距離鉄道にかなりのお金を払わなくてはいけない事になる。 で…
ネットカフェで誤魔化される ウィーンで久々にネットカフェに入った。 ヨーロッパのネットカフェはパソコンだけではなくて、電話ブースがいくつか必ずセットになっており、ネットをやりに来る人もいれば、電話をかけるために利用する人もいる。 私も日本にい…
水の都ヴェネチアを堪能した私は、次の目的地を決めかねていた。 新しい国へ行くなら、北にはドイツ、東にはクロアチア、北東にはオーストリアがある。 今まで花の都パリ、水の都ヴェネチアと見てきたので、音楽の都ウィーンも見てみようか。 これを勝手に自…
安くヴェネチア行くならパドヴァで1泊 遂にフランスを離れて、最初に訪れたのはイタリアのパドヴァ。 世界最古の植物園なんかがあり、観光都市としても魅力的な街である。 私の目的地はヴェネチアであったが、モンサンミッシェルの時と同じように、ヴェネチ…
南国リゾート「ニース」 エクサンプロバンスから向かったのは南仏のリゾート地として有名な街、ニース。 12月なのにとても暖かく、半袖のシャツで丁度いいくらいだ。 スノーボードウェアを着て旅路を周っていた私にとっては暑すぎるくらいの街だった。 同じ…
プチ留学気分 友人の寮に行ってみると、同じ日本人の友達2人がおり、3人が仲良しグループらしい。 そして全員フランス人の彼氏を既に作っていた。 ネイティヴの恋人を作るのが語学上達の一番の近道とよく言われるが、なんとも逞しいなと感心すると同時に、学…
ストライキはなおも続く 新しい運転手に代わり、無事マルセイユに着いた時には朝9時を超えていた。 なんだかんだ寝たり起きたりを繰り返したため、寝不足感が否めない。 およそ15時間バスに乗っていたことになる。 身体も バキバキだ。 マルセイユ駅は驚くほ…
次は南仏リゾートだ バルセロナでサッカー観戦ができたことに満足したため、早々と次の目的地を目指すことにした。 北フランスから海沿いをなぞるように反時計回りに南下してきたため、そのまま南仏に行ってみることにした。 南仏といえばニースやらマルセイ…
カンプノウの悲劇 FCバルセロナのホームスタジアム「カンプノウ」で今日行われるチャンピオンリーグ予選を観るべきかどうか。 一晩考え抜いた結果、安かったら観戦してもいいんじゃないかという結論に達した。 当日券の最も安いシート。 一体いくら位なのか…
FCバルセロナを見に行こう お気に入りになったリスボンを離れて次の目的地へ。 せっかくこっちまで来たのだから、スペインでも一泊していこう。 当時私はサッカーのテレビゲームでよくFCバルセロナのチームを使っていた。 また、旅人からもバルセロナに行く…
ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」 朝、広場からロカ岬へ向かうと信じたバスに乗った。 バスに乗ったのは10人程度。 幸いにもインフォメーションセンターのお姉ちゃんとのコミュニケーションはしっかり取れていたらしく、目的地であるロカ岬へすんなりと到着し…
哀愁の街リスボン リスボンの街をしばらくブラついた。 ここは何かすごく懐かしい雰囲気を感じる。 街はどこか薄暗く、それでも歩く人たちはニコニコ明るく話しながら歩いている。 街には日本で言うところの演歌である「ファド」を歌っている歌手の声が、色…
ポルトガル到着即トラブル ポルトガルの首都、リスボンのサンタアポローニャ駅に着いたのは朝10時。 昨日の昼過ぎに遅めの昼食を食べてから一切食べ物を口にしていない。 とにかく何か食べなきゃ。 決意に満ちた顔で列車を降りると、駅の構内に沢山の人だか…
タバコにワイン ナントを朝一で出発すると、昼頃にはボルドーに着いた。 さてワインワイン。 駅を出てタバコに火をつけると、中学生くらいの女の子がタバコをくれと近寄ってきた。 さすがに異国の地でも子供にそんなもの渡せないよと笑いながら断ると、聞い…
ナントでの誘い ポントルソンからレンヌを経由してナントまでたどり着いた時には既に夜になっていた。 今日ボルドーに向かうのは無理だろうと判断して、ナントのユースホステルに泊まることにした。 今回のドミトリーは5人部屋。 私以外にはフランス人が3人…
突然出てくるモンサンミッシェル 朝一でバス停に向かい、モンサンミッシェル行きのバスに乗った。 10kmくらいの距離なので、およそ30分程度。 バスを待っている時にシンガポール人男性と仲良くなった。 彼の英語は物凄く聞き取りやすかった。 相変わらず私の…
いざモンサンミッシェル バスでバイユー駅に戻り次の目的地へ向かう。 次の目的地に選んだのはモンサンミッシェル。 私にヨーロッパへ行くきっかけを与えてくれた偉大な教会である。 モンサンミッシェルはパリから日帰りのバスツアーで行くのが一般的である…
オマハ・ビーチ! いよいよ待ちに待ったオマハ・ビーチ! 第二次世界大戦で最も激しい戦場の一つとなったビーチに自分が立てる。 どんな景色が見えるのか、何を感じるのか。 考えるだけで胸が踊る。 町のインフォメーションセンターに聞くと、駅前のバス停か…
Cean-カン-からBayeux-バイユー-へ カンからバイユーまでは電車で約20分。 15時までバイユー行きの電車が無かったため、カンでひたすら時間を潰した。 今考えたら、なぜ歩いてバイユーに行かなかったんだろう。 ユーレイルパスのカウントダウンが始まったか…
さよなら白い門、さよならマダム オマハ・ビーチを目指すために私は北西へ向かうことになった。 列車の時刻の都合上、一回でオマハ・ビーチに辿り着くことができないため、今日はちょうど中間地点であるCean(カン)という街まで行くことにした。 朝、白い門を…