化血研のインフルエンザワクチンに問題!乳幼児の予防接種最新ニュース!
(2016年12月13日更新)
2016年のインフルエンザワクチン最新情報はこちらから
化血研とは
化血研(かけつけん)とは、正式名称「化学及血清療法研究所」といい、九州熊本市にある創立70年以上の企業で、今は一般財団法人化しております。
血液銀行の運営、輸血などの分野で医療に貢献し、今も広く使用されているB型肝炎ワクチン「ビームゲン」を世に出しました。
その他にも多数の有名なワクチンを手掛けており、A型肝炎のワクチンは化血研しか作っていないなど独占状態になっているワクチンもあります。
そのため、第三者委員会などによると、厚生労働省への発言力も強く、独特な閉鎖性を持った企業となっていました。
問題の発端になったワクチンの出荷停止
ワクチンは厚生労働省による厳格な基準に従った製法で、かつ国家検定をクリアした製品だけが出荷され、各医療機関に供給されて予防接種として使用されます。
その検定は人の生命に関わるものなのでとても厳格です。
何か不備が見つかると、すぐにワクチンの出荷自体が停止されます。
平成27年9月、化血研がこの検定に引っかかり、ワクチン出荷の一時停止が起こりました。
10月からはインフルエンザワクチンが大量に接種されるため、各医療機関は焦ります。
なぜなら、国内のインフルエンザワクチンの30%がこの化血研が占めていたからです。
会社の性質自体が問題
問題は製法の不正だけにとどまりませんでした。、ねつ造した報告書による隠蔽、書類の偽造、対応の不備。
組織自体の性質が疑われるようになってきました。
厚生労働省もいくつかのワクチンがこの化血研の独占状態になっているのを危惧して、事業をアステラスなどの民間企業へ譲渡するよう強く勧告しています。
厚生労働省にこういった事業譲渡の強制力は無いため、アステラスなどの製薬会社に事業譲渡されることはほぼ難しいとは思いますが、化血研も理事全員が辞任して再発防止策をホームページに掲載するなどして、一定の責任を表面的には取った形です。
化血研のワクチンは安全なのか
これについては、公平な第三者委員会が化血研のワクチンの安全性については問題が無いと既に結論付けています。
化血研のワクチン製剤について重篤な副作用の報告がなされたという事実は確認されておりません。
所管である厚生労働省も化血研のインフルエンザワクチンについて、「報告された齟齬や情報が製品の品質及び安全性等に重大な影響を及ぼす可能性は低い」と判断しています。
やはり検定過程の事務処理上の不手際が出荷停止を招き、それに対する対応もまずかったため
これだけ長引いた問題になったようです。
その証拠に、必要性の高いインフルエンザワクチンや四種混合ワクチンなどは既に出荷が解禁されています。
日本脳炎ワクチンなど代替ワクチンがあるものなどは、厚生労働省の意地なのか未だ出荷が認められていません。
乳幼児の予防接種には常に注意を
乳幼児に予防接種を受けさせる保護者の皆様にとっては非常に気になるニュースなのですが、今のところワクチン自体の副作用は確認されていないので、心配する必要はなさそうです。
ただし、企業体質というものはそう簡単には変わりません。
今後お子様に予防接種を受けさせるときはワクチンの製造会社を確認することをお勧めします。
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そもそもインフルエンザワクチンは意味が無い!
昔から議論されている話ですが、インフルエンザワクチンは、インフルエンザの感染の予防には全く意味が無いという意見があります。
私は最初、半信半疑でしたが、下の本を読んでワクチン接種の本当の仕組みを知ってからは予防接種をしていませんし、家族にも打たない様に言っています。
人それぞれ考え方はありますが、知っているのと知らないのとでは大違い。
是非、一読してみてください。
母里 啓子「インフルエンザワクチンは打たないで」