優良なデイサービス(通所介護)の見抜き方
利用定員と看護職員の配置
デイサービス(通所介護)は利用定員によって看護職員の配置が必須かどうか決まります。
利用定員10名以下→配置不要
利用定員11名以上→配置必須
つまり、利用定員10名以下にもかかわらず介護職員より人件費の高い看護職員を配置している事業所は優良なデイサービス(通所介護)であるケースが多いです。
利用定員11名以上でも看護職員の配置の仕方が問われる
利用定員11名以上であれば看護職員は必ず毎日配置しなければいけません。
しかし、その配置時間については明確なルールがありません。
それを逆手にとれば、毎日10分だけ来るような看護職員を配置しても基準違反にはならないのです。
あまり評判の良くない事業所は大抵このように看護職員の勤務時間を極力短くして、人件費を削減しています。
機能訓練指導員はいるだけで基準クリア
機能訓練指導員は利用定員にかかわらず、すべての事業所に配置が必須となります。
しかし看護職員とは異なり、毎日配置する必要はありません。
つまり、事業所として機能訓練指導員の雇用があればいいのです。
これも逆手に取られると、月に1回1時間だけ来て帰るような機能訓練指導員でも基準違反にはなりません。
悪徳なデイサービス(通所介護)はこのような配置を平気でやります。
デイサービス(通所介護)の本来の目的には、「心身機能の維持」が含まれています。
月1回しか機能訓練指導員が来ないような事業所が、利用者の心身の維持に役立つような個別的、効果的な機能訓練ができるでしょうか。
週1回機能訓練指導員が来る事業所というのはとても多いですが、私個人的には、ここがボーダーラインだと思います。
つまり、週2回以上機能訓練指導員の配置がある事業所は、利用者のことをしっかりと考えてサービスの提供をしているように見受けられます。
デイサービス(通所介護)事業所選びの参考になれば幸いです。