早起きは身体に悪い!最新研究が明らかにした早起きのリスク。
朝派の人達は要注意
人間が最も活動的になる時間帯、いわゆる「ピークタイム」は人によって様々です。
ビジネスにおいては、自分のピークタイムを認識することで、困難な仕事をする時間帯をこのピークタイムに持ってくることで、仕事の生産性を高めることができます。
人によっては、朝一の時間帯だったり、定時終了後に力が入るなんて人もいるかもしれません。
朝派、夜派はビジネスのみならず私生活においても、早起きして活動的になるタイプと、夜更かしを楽しめるタイプと分かれると思います。
この朝派の人達を困らせる最新研究がイギリスて発表されました。
朝6時前の起床は様々な病気を誘発する
睡眠・概日リズム神経科学研究所の名誉研究員、ポール・ケリー博士は「一般的な9時~17時という就業時間が、人間の体内時計とまったくかみ合っておらず、朝6時前の起床、はさまざまな病気を誘発します」と断言しました。
研究によると、朝6時前に起きる人は、心筋梗塞や脳卒中など循環器疾患の発症リスクが最大で約4割、糖尿病やうつ病といったその他の病気に関しても2~3割高くなり、さらに重篤化しやすいことことが判明しました。
注目すべきなのは、イギリスのみならず、アメリカの複数の大学からも同様のレポートが発表されていることです。
日本では早起きと聞くと好印象を持つ人が多いと思います。
会社によっては早出出勤が評価される場合もあります。
しかし、これは健康面には悪影響を与えているということになります。
たくさん寝ればいい訳でもない。
一方で、逆に寝過ぎによって健康を害するという研究結果もあります。
米カリフォルニア大学のダニエル・F・クリプキ名誉教授の分析によると、人間の最適な睡眠時間は6時間半7時間半だそうです。10時間以上の睡眠を取る人は、4~5時間しか眠っていない人よりも死亡率が高いらしいです。長時間にわたり眠りすぎると、体内時計のリズムが狂い、ホルモンバランスが乱れ、また頭の働きも鈍くなり、うつにもなりやすくなるらしいです。
しかし、分析によると、もっとも寿命が短い睡眠時間は4時間以下だったという。
米デューク大学メディカルセンターのムラリ・ドライスワミー教授の調査でも、「睡眠時間が7時間以上に増えても、疲労快復効果は変わらない」と結論付けられています。
まとめ
- 早起きは朝6時までとする
- 睡眠時間は6時間半〜7時間半
- “寝溜め”は意味が無いどころか健康に悪影響を与える