パザパコンティニュエ

ヨーロッパバックパッカー記、介護、英検、住宅などの備忘録

半年の独学で英検準1級(新形式)に合格した勉強法⑨-2次試験(面接)対策1-

英検準1級2次試験の合格率

英検準1級の1次試験の合格率は14~15パーセントです。
一方、二次試験(面接)の合格率は、80パーセントあります。

これを見ると、「あぁ一次にさえ受かれば何とかなるのね」と誤解してしまいます。

しかし実際には「1次試験に受かった1〜2割の点数上位者でさえ、その20%が落ちる試験」なのです

一次試験に受かったからといって気を抜くと、簡単に足元をすくわれてしまいます。

勿体無いことをしないためにも、一次試験に手応えを感じたらすぐに2次試験の対策を始めましょう。

英検準1級2次試験の採点方式

英検準1級の2次試験は750点満点です。
1次試験で受けた「筆記」「リスニング」「英作文」もそれぞれ均等に750点満点なので、合計3,000点となります。

下の写真は、実際に私が2次試験を受けた時の結果です。

(面接はそんなに点数取れてません 笑)

見ていただいたら分かる通り、面接自体に合格ラインが引かれています。
私の時の面接合格ラインは512点です。

つまり、1次試験に受かれば、2次試験の点数だけで戦うことになります。

2次試験を受けた人たちの中で上位8割くらいに入っていれば合格証を手に入れることができます。

英検準1級の試験内容

四コマ漫画のような絵を一枚渡される。
②1分間黙読
四コマ漫画を2分以内でナレーションする
④面接官からの4つの質問に答える(質問のうち2つは四コマ漫画絡み)

私が受験した時の四コマ漫画は、ある企業の社員が、省エネ対策のために森を開発してソーラーパネルを作るというものでした。
オチとしては、森を壊すなという市民団体のデモが会社に来て抗議に来るというものでした。

今こうやって文字に起こしてみたら、よくナレーションできたなと我ながら思います。笑

ただ、何度も言い直したり、言葉が出てこずに、ソーラーパネルが完成したコマについては、
she completed to build solar panels.

と言った後に何も言葉が出てこなくなり、

she looks so happy.(笑)

と、苦笑いで中学英語を放ったことを覚えています 笑

ナレーション後に聞かれた4つの質問は以下の通りでした。

  1. 木を切り倒して抗議活動をされたことに対してどう思う?
  2. 絶滅危惧種を守るべきですか?
  3. 今の社会人は会社への忠誠心が薄れていると思いますか?
  4. 民衆の意見は政府の判断に影響を与えると思いますか?

2,3についてはしっかりと答えることができましたが、1については1文のみでの回答、4については「国は議会ではなく、市民が動かしているんだ」という市民団体ばりのメッセージを何度も繰り返す結果になってしまいました。

それでも上の写真の点数で合格していますので、大事なことはちゃんと問いかけに答えることだと思います。

英検の2次試験は「沈黙」が一番まずいとの話はよく聞きます。


面接は全部で10分くらいで終わったはずです。
私なんか外国人と面と向かってしっかり英語で話したことすらなかったのですが、それでもちゃんと対策を取れば何とかなるものです。

私が使った参考書

はっきり言って、この参考書を潰せば、最低限の基本は身につきます。

14日間でできる参考書と書いていますが、丸一日勉強できる日があれば2日間で一周できる内容です。

これを3周くらいすれば、ナレーションのコツやら質問の答え方のフレーズなんかが染み付いて来ますので、形にはなります。

あとは最後の詰めをどのように行うかです。
長くなってしまったんで、次回に実際に行った勉強法と、面接当日のコツを記載します。