バンキシャ!の鳥インフルエンザ報道で明かされた鴨南蛮は大抵食用アヒルであること
2016年、日本ではかつてないスピードで鳥インフルエンザが流行っています。
12月11日放送のバンキシャ!では、青森県の農場で、国内では初めて食用のアヒルへの感染が確認されたことを放送していた。
食用アヒルなんて誰が食べるんだろう、北京ダックを沢山食べるセレブは大変でしょうねと思って見ていると、あるそば屋さんのインタビューに切り替わった。
「これから鴨南蛮の季節ですからねー。鴨南蛮の鴨は一般的には食用アヒルなのでね。供給が追いつかないことがなければ良いです。」
!!?
鴨南蛮の鴨は食用アヒル!?
またしても食品偽造か!
っと憤りそうになりましたが、よくよく調べてみるとそうではないらしいです。
日本古来の鴨南蛮は「真鴨」を使ってきた
もともと鴨南蛮の鴨は真鴨が使われていました。
真鴨は冬に日本にやって来るため、鴨南蛮といえば冬というイメージが日本人にはありました。
アヒルはもともと中国から伝来したもの
「アヒル」を漢字変換してみてください。
「家鴨」と変換されます。
アヒルはもともと中国で真鴨を家畜用に養殖したものなのです。
つまり、真鴨もアヒルも生物学上は同じなのです。
アヒルと真鴨を掛け合わせたものが合鴨
この日本古来から生息していた真鴨と、中国伝来のアヒルを掛け合わせたものが合鴨です。
よく鴨南蛮に使われているのもこの合鴨ですよね。
つまり、どれも生物学上はアヒルと何ら変わりありません。
アヒルなんて食べれないよと思いながら、結構食べていたことを知り恥ずかしくなりました。
心配な鳥インフルエンザの感染
鳥インフルエンザは現在徹底的な対策が行われており、農場で一匹でも感染している鳥が見つかったら、全羽殺処分になる程、厳格な管理体制を強いられています。
万が一検査とのタイムラグで食品市場に出回ったとしても、食品全体が70℃以上になるように加熱して食べれば感染の恐れはありません。
流通の可能性はほぼありませんが、一応家庭で鴨料理を作るときは、感染が広がっている今のうちは気をつけておいた方が良いでしょう。
絶品インスタント鴨南蛮そば
最後に以前、マツコの知らない世界で紹介された、インスタントの絶品鴨南蛮そばをご紹介。
こちらは氷冠製法と呼ばれる、電子レンジで加熱することで蒸し効果を得られる製法を使っており、麺のツルツル感がインスタントとは思えません。
鴨の風味も出来立てのように感じることができ、インスタントの域を超えていると絶賛されていました。
私も何度か食べたことがありますが、正直インスタントと言われなければ分からないレベルです。
年末の寒い時期にお勧めの一品です。