素人が土地の路線価から適正な売買価格を簡単に知る方法
マイホームを建てることになりました。
土地を買って、その土地に合う住宅プランを作ってもらう。
まずは土地を探すのだが、何から手を付けて良いか分からず…
いきなり約1,000万円の買い物をする訳ですからね。
かつて仕事の都合で取得したファイナンシャルプランナー2級を勉強した際に不動産に関することもちょこっと勉強しました。
そういえば土地の適正価格を知る方法も勉強したな。
と、当時の勉強資料を読み返し、土地を選ぶ際に簡単に販売価格が妥当かどうか調べる4ステップをご紹介します。
資料さえ揃えば5分も掛からずに適正価格は算出できますので、参考例を1つあげて見て行きましょう。
販売価格が妥当かどうか調べる4ステップ
①まずは路線価を調べる
日本のほとんどの道路には「路線価」という価格が定められています。
「路線価」とは何か、誰が定めているのか、なんてことは試験ではありませんので覚える必要はありません。
まずは検討している土地に面している道路の路線価を調べます。
ネットで「都道府県名 路線価」で調べると簡単に出てきます。
そして以下のような図を入手できます。
ここまで来たらもう準備は終わったようなものです。
ちなみに今回買おうとしているからの土地はピンク色の四角形の場所です。
ここの前の道路には「39F」と書いています。
Fは無視してください。
「39」が重要です。
②土地の平米数を掛ける
実は、39の単位は「1,000円」なので、39,000円となります。
ここに、今回の土地の広さ「172.25平米」を掛けます。
39,000円×172.25平米=671万円
③0.85を計算
②で算出した価格671万円÷0.85を計算します。
671万円×0.85=789万円
この789万円はおよそ「公示価格」といわれるものと同じ価格になります。
公示価格って何ってのは後回しにしましょう。笑
とりあえずこの789万円がおよそ公示価格です!
④0.95を計算
公示価格789万円を0.95で割ります。
789万円÷0.95=830万円
この830万円が路線価から求めた土地の適正価格です。
本当は土地の形や面する道路の数などでもっともっと複雑になりますが、サッと計算することを優先し、まずはこれで良しとしましょう!
では、さっきの土地のパンフレットをまた見てみましょう。
販売価格 | 路線価想定価格 |
---|---|
890万円 | 830万円 |
適正価格よりも60万円割高だなぁ
って感じで見ます。
ま、60万円位なら誤差の範囲ですね。
たまーにそこまで売る緊急性がない土地の価格なんかは、適正価格よりも2〜3割高い時なんかもありますので、そういった割高物件をチェックするために、この計算方法は便利です。
覚えておくと良いですよ!