プロ野球のアンダースローを応援しよう
プロ野球でアンダースロー投手といえば誰を思い浮かべるだろうか。
昔であれば山田久志、松沼、杉浦。
最近だと渡辺俊介や西武の牧田を思い浮かべる人も多いだろう。
架空の人物であれば、ドカベンの準主人公である里中もアンダースローである。
私はこのアンダースローをこよなく愛しており、今後も有望なアンダースロー投手が出てくることを願っている。
アンダースローの長所
アンダースローの一番の長所は球筋がオーバースローと全く違うところである。
アメリカの大学の調査によると、オーバースローがリリースポイントからキャッチャミットにと収まるまでに約1.3m落下したのに対して、アンダースローはわずか30cmしか落下しなかったらしい。
アンダースロー投手は絶対数も少ないため、打者が練習する機会も少ない。
そんなに早くない急速でいとも簡単に空振りを取れているのはこのためでもある。
アンダースローの短所
一番の短所はランナーを背負った時にクイックモーションが遅くなることである。
これは全身を使って投げるアンダースローの性質上やむをえないものであるが、投球動作までの所作や、キャッチャーとの協力によりある程度解消できる。
下の動画はそれを見事に体現している渡辺俊介投手の超一流の牽制テクニックである。
じっくり見ないと分からないくらいしか動いていない首の動きによってランナーとの駆け引きに成功している。
www.youtube.com
引用元:PacificLeagueMovie
本当のプロの技。すごいの一言。
最後に今後のプロ野球界を背負っていく3人のアンダースロー投手を紹介
ヤクルト:山中浩史
youtu.be
個人的には、左のアンダースローが出てきてほしい!
ちなみにアンダースローは同じ利き手、いわゆる右投げ対右打ちではクロスファイヤーの形になり、投手有利になると言われている。
逆に左投げのアンダースローは右打ちに弱いと言われている。
左バッターが多いこの時代だからこそ、左投げのアンダースローが日の目を見る日もそう遠くはないと期待したい。