ニキビの直し方に新薬の治療法!ニキビ治療のガイドラインが改正されてノンコメドジェニック化粧品も推奨
「青春のシンボル」といわれ、中高生の悩みのタネにもなる「ニキビ」。
「青春のシンボル」と言えば可愛いのものですが、実際には大人にもできる皮膚病です。
今般、このニキビ治療のガイドラインが改訂され、平成28年11月から、今まで日本で認められていなかった新薬が承認されました。
- ニキビができる仕組み
- ニキビが悪化する行程
- ニキビの治療方針が8年振りに改訂
- 改訂版ガイドラインに記載された化粧品に関する注意
- まずはお試しセットからと思っている方向け
- 積極的にニキビケアをしたい人にお勧め
- 忙しい人向けに!洗顔不要の化粧落とし
ニキビができる仕組み
ニキビはの原因は毛穴が詰まることです。
様々な理由により毛穴が詰まると、外部に分泌されるべき老廃物が出られなくなります。
この老廃物を好むのがアクネ菌です。
老廃物を餌にして、普段から顔に存在するアクネ菌は毛穴の中で爆発的に増えます。
これがニキビの始まりです。
この状態だとニキビはまだ白っぽく見えます。
この白い状態を「面ぽう」と言います。
ニキビが悪化する行程
黒ニキビから赤ニキビへ
黒ニキビを更に放置していると、毛穴の中で過剰に増加したアクネ菌が炎症の原因となります。
炎症を起こすと、外見上、皮膚は赤く腫れ上がります。これを「赤ニキビ々と呼びます。
ニキビの治療方針が8年振りに改訂
日本皮膚科学会が平成28年5月、8年ぶりにニキビの治療ガイドラインを改訂しました。
大きな変更点は、今まで日本で認められていなかった新薬を治療法に組み込んだことです。
ニキビ治療薬は、今までは大きく分けて2つ存在しました。
①ディフェリンゲル(アダパレン)
マルホ株式会社HPより参照(以下同様)
ディフェリンゲルはの主要成分はアダパレンというものです。
これは、ピーリング作用、いわゆる毛穴の詰まりを抑える作用があります。
日本では、このディフェリンゲルは2008年に承認されています。
改訂版ガイドラインに記載された化粧品に関する注意
改訂されたガイドラインでは、日常のケアとして、1日2回洗顔をすることを勧めています。
また、ニキビができにくいことが科学試験で確認されている「ノンコメドジェニック」の化粧品を使うことを勧めています。
「ノンコメドジェニック」化粧品とは
アクネ菌の養分になりにくい油性成分でつくられている化粧品のことです。