半年の独学で英検準1級(新形式)に合格した勉強法⑤-大問3対策-
英検準1級大問3の概要
英検準1級リーディングの大問3は、長文の内容一致選択問題です。
問題例
選択肢例
長文は全部で3つ。
それぞれの長文の長さは300字、400字、500字程度のものが出題されます。
問題は前半の2つの長文が3問、最後の長文のみ4問、合計10問出題されます。
英検準1級大問3の対策
長文を読むことに慣れる必要があるとよく言われますが、このブログで紹介している長文暗唱法をやっていればその必要はありません。
既に慣れているからです。
そもそも英語を読むことに苦労すると言われる長文を、自分で作る作業をずっとやっているんですからね。
長文暗唱法をしばらくやった後に、この英検準1級リーディング大問3を解いてみたらびっくりしますよ。
あぁ、英作文をしないんでいいんだ。
英文を読むだけでいいんだって気持ちに本当になりますからね。
ただ正答率が上がるテクニックが2つあるので、それだけは覚えておいてください。
英検準1級大問3を解くテクニック2つ
1.段落ごとに問題が設定されていることを知る
問題の長文は大きく分けて3〜4段落で構成されています。
これに対して問題も3〜4つあります。
過去問を何度か解けばすぐ気付きますが、問題は各段落ごとに設定されています。
つまり、1段落目については1問目、2段落目については2問目、3段落目については3問目から馬鹿正直に出題されます。
2.選択肢は読まずに問題のみ先読みする
長文読解問題で問題文を先に読むことはとても重要です。
試験の問題形式によっては問題文だけではなく、4つの選択肢も先に見ておいた方がいいケースもあります。
しかし、この英検準1級では、問題文のみ確認すれば充分です。
なぜ問題文だけ読めばいいのか。
前述したとおり、問題と段落の部分は一致しています。
1問目は1段落目から出題されます。
実は英検準1級リーディング大問3は、答えが書いてある段落が分かっているので、その段落の4〜5文の中から答えを探すだけの単純な作業だからです。
選択肢を先読みして誤認するくらいなら読まないほうがいいです。
選択肢4つを予め覚えてからじゃなきゃ解けないような問題ではありません。
英検準1級大問3の解き方実践例
まず英検準1級大問3を開いたら、問題文を見ましょう。
ページトップの問題例を参考にします。
第1問「古代エジプト人のハチミツに関する考え方の一つは?」
問題だけを見ればいいです。
その後の4つの選択肢は見ないようにしましょう。
余計な先入観が入ってしまって、長文を誤認する原因になってしまいます。
そして前述したとおり、この第1問の答えがあるのは第1段落です。
なので問題文の「古代エジプト人のハチミツに関する考え方」だけを意識して第1段落を読めば、答えは出てきます。
少なくとも、この辺に答えがあるなというのはすぐ分かります。
そして問題文に書かれている「古代エジプト人のハチミツに関する考え方」を長文の第1段落から読み取れたら、問題1の選択肢4つを見ていきます。
ここでの解き方もちょっとコツが必要です。
第1段落しか見ていないので、全く触れられていない話題が出てきた時に、実は第2段落で出てくるんじゃないかとちょっと不安になります。
しかしここは強い心を持って、自分が読んだ第1段落と関係ない選択肢は一旦無視します。
大体4つの選択肢を読めば「これだ!」という選択肢は見つかります。
消去法ではなく、バシッとハマるものが見つかるはずです。
ごくたまーーーに(過去問10回以上やって5%くらい) 長文全体について聞く問題も出ますが、数としては少ないので、こういう出題形式もあるんだと心に留めておくだけで充分でしょう。
英検準1級リーディング大問3のまとめ
- 基本的には大問3も長文暗唱法でOK
- 問題と段落の部分が一致していることを知る
- 読む順番は問題→段落→選択肢