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半年の独学で英検準1級(新形式)に合格した勉強法③-大問1対策-

大問1対策の概要

大問1は短文の語句空所補充問題です。

大きく分けると、単語を選択する問題が20題、熟語を選択する問題が5題、合計25題出題されます。

 

既に説明してきた「長文暗唱法」で解ける問題も5割以上はありますが、最後の詰めのところ、まさに合否のボーダーラインとなる7、8割の辺りはどうしても単語を覚えるために作られた単語帳の力を借りざるを得ません。

 

私が使っていたのは、ウェブ上の単語復習サイト「weblio」と、単語帳1冊のみでした。

 

これを完璧に仕上げた後は、過去問の大問1ではいつも平均して8、9割取れるようになりました。

 

weblio単語帳サービス

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無料会員と有料の(300円)プレミアム会員の2種類あります。

毎月の出費は痛いですが、スキマ時間の学習に持ってこいのツールになるはずですので、迷わずプレミアム会員を選ぶべきです。

 

無料会員とプレミアム会員の違いは下表のとおり

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一番の違いは単語登録数です。

200語だとさすがに少ないです。

 

weblioを用いた効果的な学習方法

このweblioサービスには単語のレベルを図る診断テストが付いています。

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英検の級毎の診断テストも用意されていますので、自分の目標としている級の診断テストを受けてみましょう。

  

25問解き終わると、正誤表が出てきます。

そして間違ったもの、正解だったけど適当に答えたものにチェックを付けて、自分の単語帳に登録しましょう。

 

最初は悲惨な結果になると思います。

私も最初は5問くらいしか正答できなかったのを記憶しています。

しかし落ち込まずにとにかく診断テストを受け続けてください。

 

これを繰り返すと、あっという間に自分の単語帳に誤答した単語の登録が増えます。

これが500語位になったら、単語帳のみから出題する「単語帳の復習」機能を使って、間違った問題を自分の知識に変えていきます。

 

これを何度か繰り返して、覚えた単語は単語帳から削除していきます。

 

順調に単語を削除していき、単語帳の登録語数が100を切るくらいになったら、また診断テストを受けて単語を登録する作業に戻ります。

 

この繰り返しで英単語は十分合格レベルに届きます。

 

weblioのメリットまとめ

  • スキマ時間に学習できる。5分でも有効に使える。
  • 覚えていない単語だけを復習できるので、ピンポイントに暗記ができで効率が良い。

 

 

単語帳「究極の英単語」の学習方法

実は私はもう一つ英単語対策を行いました。

しかしこれは、後になってみるとやらなくても良かったかなとも思います。

いちおう、やったことは全て記載したいので、ここで紹介します。

 

weblioサービスのお陰で、過去問を何度解いても大問1は7〜8割取れるようになりました。

しかし心配性の私は、「単語を知っているか知らないかだけを問われる大問1で2〜3割落とすのは勿体無いんじゃないか!?」と考えて、さらに単語力を上げるために、試験前ラスト1ヶ月になって新しい単語帳を始めました。

それが「究極の英単語 」です。

 

英検準1級で覚えるべき英単語数は7000〜8000語と言われています。

私が使っていた「究極の英単語」は上級編でした。

この「究極の英単語」シリーズは初級、中級、上級、超上級の4種類があり、それぞれ3000語ずつ難易度を上げて覚えていく仕組みになっています。

つまり「究極の英単語」上級編は、6000語目から9000語目をカバーした参考書であり、英検準1級で覚えるべき英単語数とも一致しています。

 

実際weblioサービスで単語の暗記を一定程度行った後に「究極の英単語」を使って単語の暗記を進めると、7〜8割は既に知っている単語でした。

 

この単語帳を使って英単語暗記を仕上げたお陰で、2〜3問正答率が上がったのは間違いありませんが、最後の大事な1ヶ月間の時間にやると考えると、もっと英作文やリスニングに時間を割いても良かったかなと反省しています。 

 

まさに最後の詰めとしては効果があったとは思いますが、本当に時間に余裕がある場合にやる程度でいいと思います。

 

大問1のラスト5問(英熟語)の対策はするべきか

大問1のラストの熟語5問のために熟語帳なるものを買って対策している人も多いようですが、それこそ間違いなく時間の無駄ですからね!

 

英語の熟語なんて無数にあります。

こんな熟語が出そうという傾向はあるかもしれませんが、5問のために長時間割くなんて勿体なさすぎます。

しかも、このブログで紹介してきた「長文暗唱法」を行うと、熟語5題のうち、1〜2問は見たことあるものが出てきます。

更に言うと、5問中1問はイメージで答えられるイージー問題が必ず入っています。

ですので、2〜3問のためだけに、ましてや英単語20題と同じ得点配分のものに長時間割くのはとても勿体ないです。

熟語5問については、知っているものが出ることを祈るのみでOKです。

 

大問1対策のまとめ

  • スキマ時間を使ってweblioサービスをやり込む
  • 時間があれば自分の実力+αの単語帳を一冊潰す

 

これをやれば、大問1は20問以上正答できるようになりました。

過去問の相性が悪い回でも18問以上は正答できました。

合格のボーダーラインを満点の70%と考えると、ここでは18問以上正答しておきたいところです。