半年の独学で英検準1級(新形式)に合格した勉強法①-具体的戦略-
英検準1級に合格するために私が実践した具体的な学習法は実にシンプルです。
勉強のウエイト
英検準1級の問題は大きく分けて4種類あります。
- ライティング
- リスニング
- 英作文
- 面接(二次試験)
まずは一次試験に合格しなければ箸にも棒にもかかりません。
二次試験ははっきり言って一次試験が終わってから対策しても十分間に合います。
また、一次試験の対策がしっかりできれば、その力は必ず二次試験の素地となります。
私も一次試験を終えて自己採点をしてみて、二次試験に進める確信を持ててから初めて二次対策をしました。
それでも十分対応できました。
日中は仕事をして、家に帰れば1歳、3歳の子どもが家にいて自分の時間なんて殆ど無い私でも可能でしたので、間違いなく何とかなります。
ですので、まずはライティング、リスニング、英作文に全てを注ぎます。
学習のアプローチを2つに分ける
ライティング、リスニング、英作文の3つの勉強法ですが、私が実践したことは大まかにはたった2つだけです。
実にシンプルです。
- 英単語暗記
- 長文を丸暗記して音読
以上です。
これをただ半年間ひたすらやり続けました。
シンプルですが、私にとってはものすごく効果がありました。
英単語暗記に使ったのは2冊の単語帳。
長文丸暗記に使ったのは1冊の参考書。
そして試験前に過去問1冊。
使った参考書はこれだけです。
(参考書の詳細はまた記載します)
語学の天才「シュリーマン」の学習法の真似をする
成功者の真似をすることが成功への近道だと私は考えています。
ですので、語学学習で実績を上げた人の真似をしよう。
ただそれだけです。
私が参考にした人はシュリーマンという語学の天才です。
18世紀に活躍したドイツ人なんですが、仕事の合間の語学学習で15ヶ国語を完全にマスターしたそうです。
彼の学習法は、とにかく長文を丸暗記して音読して、それを先生に添削してもらう。
というものでした。
これしか無いと私は考えて、とにかく長文丸暗記&音読だけやり続けることにしました。
実はこの方法は、リスニング、英作文、二次試験の面接にも繋がる非常に幅広い出題形式をカバーできる学習法だったのです。
例えば、通訳業で活躍されている方の談話で聞いたことがあるのですが、英語のリスニングの上達の鍵は、スピーキングだそうです。
考え方は実にシンプルで、自分で話せないものを聞き取るなんてできないでしょって理屈です。
何だかやけに説得力があります。
「長文を丸暗記して音読」を続けると、自分で話せる英語が増えていきます。
話すときのリズム感なんかも身についてきますので、これがリスニングの時に大きな力となります。
また、「長文を丸暗記して音読」は二次面接でも力を発揮できます。
対人のスピーキングテストでは極度に緊張します。
私が追い込まれた時にぽっと頭に出てきたフレーズはすべて、何度も音読した長文のフレーズでした。
シュリーマン学習法でカバーできない分野=英単語暗記
しかし、唯一この学習法をやっているだけでは点数を取ることができない分野があります。
それが大問1の最初に25問ある空所補充問題です。
こんな問題です。
ここはシンプルに、英単語を知っているか知らないかだけを問われるため、なかなかレベルの高い英単語も出てきます。
知っている単語数を増やすことだけが攻略の鍵です。
わたしが実践した「長文を丸暗記して音読」という方法は、一つの長文に掛ける時間が長いため、効率的に新しい英単語に出会う回数は少なくなってしまいます。
まとめ
英検準1級の学習法-具体的戦略-
- 英単語暗記
- 長文を丸暗記して音読
次回以降で、それぞれの具体的な学習方法について細かく記載します。