優良なホールヘルパー(訪問介護)の見分け方
人員数、保有資格で見抜くことはほぼ不可能
ホールヘルパー(訪問介護)の人員基準は、全ヘルパーの月の常勤換算数が2.5以上あることです。
非常に単純に考えれば、毎日2〜3人のヘルパーさんがいれば人員基準は満たします。
また、無資格でも配置可能なデイサービスの介護職員などとは違い、一定の資格または研修の修了が求められます。
一般的にヘルパー2級や初任者研修よりも、介護福祉士の方が上位資格と言われますが、現場で実際に働いた経験がある人は皆さん分かるはずですが、資格の種類と介護レベルはあまり一致しません。。
良いホームヘルパー(訪問介護)事業所かどうか見抜く際には別の部分を見る必要があります。
優良なホームヘルパー(訪問介護)を見抜く2つの加算
特定事業所加算
事業所が職員に対して定期的に研修、職員会議、健康診断を実施しているかどうかの基準を定めた加算です。
所定の条件をクリアすれば、基本報酬に最大20%上乗せすることができます。
利用者側からすれば20%負担は増えますが、そもそも利用料は本来の料金の10%負担で済んでいるので、それが12%になるだけです。
安心料と捉えて優良なホームヘルパー(訪問介護)かどうかの指標とした方がずっと有益です。
この加算を取っているかどうかは事業所に聞いてみたらすぐ教えてくれます。
処遇改善加算
この加算はホームヘルパー(訪問介護)に限らず、介護職員という職種があるその他沢山のサービスで算定が可能です。
この加算も特定事業所加算に似ていますが、介護職員の給与体系や任用要件、働き続けた場合のキャリアパスを示しているかどうかなどが問われる加算です。
加算1〜4の4タイプがあります。4などは簡単に取れますが、1はしっかりと介護職員に関する給与、研修の規定を整えていないと取ることは出来ません。
逆に言うと、処遇改善加算1を算定している事業所は介護職員が適正に評価されやすく、また、勤続年数も長くなる傾向があります。
そういったベテランヘルパーさんが多い事業所は優良なホームヘルパー(訪問介護)事業所になりやすいです。
まとめ
ホームヘルパー(訪問介護)事業所が優良であるかどうか見抜くためには、事業所が特定事業所加算を算定しているか、または処遇改善加算を算定しているかを直接事業所に確認すれば簡単に分かります。